キュビたんのこと。

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キュビたんは会社近くの駅に住み着いている猫さんです。

だいたい駅出入り口の駐車場にいて、暑い日はだらんと伸びて寝ています。

逆に寒いときはちゃっかり駅に入り込み、電気つきの看板に乗ったりして暖を取っています。


キュビたんはさび猫です。
ねむこはさび模様の猫さんをキュビたん以外知りません。
だから初めて見たときはびっくりしました。

しかしキュビたんの特徴はさび模様よりもその面構えにあります。

いつも冷めたような目をしていて、駅利用者がごはんをくれるのを狙いつつも、決して手ずから食べたりせず、人間が離れてからくわえてダッシュで持っていきます。

その目付きと、鼻筋の両側についている線を見て、ねむこは皆にキュビたんのことをこう説明しました。

「駅前にピカソキュビスムみたいな顔した猫さんがいるの!」



気付いたら、おねいちゃんが猫さんのことをキュビたんと呼んでいました。


今日もキュビたんは駐車場で寝ていましたが、ねむこが写真を撮ろうとがさごそやっていたら、

「まったく、安眠妨害だぜ」

と言わんばかりに立ち上がり、伸びをしながら去っていってしまいました…


写真はそんな去り行くキュビたんの後ろ姿です。


ごめんねキュビたん、今度は起きてるときにそのキュビスムみたいな顔を撮らせてね。