ねむことおねいちゃんの鍵隠し

タイトルはもちろん某映画のパクrいやいやオマージュです。
こんばんは、ねむこです。


最近、会議では比較的勝利(←眠気との戦い)してるのに、自分の机でデスクワークしているときにうっかりオチかけていたりします。
作業しててねむいなんておかしいなあ…あっ、こんな時間まで起きてるからか。
毎晩9時には寝床に入るというねねねいちゃんが羨ましいです。
じゃあ寝ろよ…というつぶやきが聞こえるような気がしますが気のせいですね!(ニコ)
さて、今日の事件?をご報告しましょう。


今日の午後、おねいちゃんが納品に行くために一人でおでかけしました。
外注先へ製品を取りに行って、そのまま客先へというコースだったのですが、何故かおねいちゃんは製品を取りに行ったのち、一度会社に戻ってきました。

どうしたのかというと、製品を運ぶための台車を車に積んでいくのを忘れてしまったようです。
事前に連絡を受けたねむこは、会社の前に台車を持っていって待機。
おねいちゃんが到着すると、台車を車に積み込むのを手伝いました。

しかし、この営業車は軽だったので、あまりスペースがありません。
なんとか荷台に製品と台車を一緒に乗せようと悪戦苦闘するねむことおねいちゃん。
車は会社前の道路脇に止めたままの作業なので焦ります。

と、おねいちゃんが手に持っていた車のキーを落としました。
荷台の床面にチャリン、といって落ちたのを二人とも確認しましたが、地面に落ちたわけでもないので気にしませんでした。
次の瞬間、キーが視界から消えたときも、お互い相手が拾ってポケットにでも入れたのだろうと思っていました。

しかし。

なんとか製品と台車をうまくおさめたあと、荷台を見ますがどこにもキーがありません。

せっかく乗せた荷物を移動させても見当たりません。
もちろんねむこもおねいちゃんも持っていません。

「えー!?神隠し!?」

などどあわてて探しましたが見つかりません。

当然キーがなければ車は動きません。
しかしおねいちゃんは今から納品に行かなければならないのです。
青くなったそのとき、

「あったー!!」

おねいちゃんが叫びました。
荷台の底面を覗き込んでいます。

なんと、荷台の底面と、下にある機械?との隙間?のようなとこに落っこちていたのです。

底面に空いている穴から鍵が見えます。荷台の隅にも穴があり、どうやらそこから入ってしまったようです。
上にシートが敷いてあったので気付きませんでしたが、車がぼろっちいためシートもべろんべろんになっており、めくれたところから潜り込んだのでしょう。
しかしどちらの穴も私たちの手が通るような大きさではありません。
底面はあとからはめたもののようなのではずせないことはないように思えましたが、ガッチリ固定されていてちょっとしか動きません。
はじっこの留め具?部分をなんとかはずそうとおねいちゃんが力を込めます。


ばきっ


不吉な音がして留め具?のそばの部品が弱冠はずれました。

が、相変わらず底面ははずれていません。
せっかく意を決して破壊活動まで行なったのに、やっぱりキーは取れません。
そんなこんなで台車の積み込み以上の悪戦苦闘がしばらく繰り広げられました(-.-;)


…結局、底面の隅をねむこがムリヤリ持ち上げ、荷台の隅の穴にできた隙間からおねいちゃんがムリヤリ手(というか指)をつっこんで、ようやくキーの救出に成功しました。

ねむこ「あの破壊活動…意味なかったね…」

おねいちゃん「…こんだけ(車が)ボロボロなんだし、たぶんばれないよ…」

二人とも車からはちょっと目をそむけつつ、キーの無事を喜び、そしておねいちゃんは急いで納品に向かったのでした。




―――荷台の底面は、不思議の空間でした。

“ねむことおねいちゃんの鍵隠し” Fin.....